MADE Bike Show [マウントフッド編]

MADE Bike Show [マウントフッド編]


2023年 09月 11日

確かに自転車は好きだし、仕事にもしている訳ですが、さすがに4日間も連続で同じ展示会に行くのも疲れるので、土曜日はマウントフッドに行ってきました。ポートランドを象徴する山で、天気が良い時はダウンタウンからもクリアに見えますが、カナダBC州で発生した山火事の影響で今回はあまり綺麗には見えなかったです。

フッドリバーなど近くの町までは行ったことがあるのですが、今回はマウントフッドのすぐ東にある44 Trailsを走ってきました。ポートランドのダウンタウンからはクルマで2時間ほどの距離で、今流行りのフロートレイルというよりも、昔気質なシングルトラックへの強いこだわりが気になったので行ってきました。なんせ彼らの標語が"Keep Single Track Single"です。標語というよりも、これは正規ルートを逸れて走ることにより、トラックの幅やルートが増えたり、ショートカットが発生することを嫌ってサインとして掲げられていることも多いからです。

シングルトラックはその名の通り、バイク1台分の幅しかないからシングルトラックであり、その幅を維持しようということです。個人的にも賛同できるのですが、掌の幅くらいしかない、本当の意味のシングルトラックがくっきりと草原や山の中腹に刻まれている光景に興奮します。細ければ細いほどその興奮度は上がります。この感覚はアメリカでトレイルを走るまでは持ち得てなかったものです。

このトレイルシステムはトレイルヘッドがピーク付近にあり、最初に少し上ってから延々と下ってまた上り返すというのを2ループやりました。2ループ目の上りでは心が無になるほど辛かったのですが、写真の通りトレイルの雰囲気は最高です。くっきり刻まれたシングルトラックとPNWらしい森の植生が美しく、トレイルライドとはライド自体を楽しむのはもちろん、こうやって森を楽しむという側面もあります。

眺望もあります。さすがに山火事の影響でフォギーな感じですが、それでも感動しました。ログがStravaにありますので、ぜひ走って欲しいと思います。ハードテイルやXCバイクでも走れると思います。

ポートランドに戻る途中にティンバーラインロッジに寄ってきました。映画シャイニングの舞台として有名ですが、なんと学校で学んだニューディール政策の一環としてルーズベルト大統領が1937年に作らせたホテルだったんですね。建築物としてめちゃめちゃかっこ良くて、中央の暖炉は圧巻です。今度は泊まってみたいです。

ロッジのすぐ下にはバイクパークのスタート地点があり、チェアリフトが動いています。確か事故が起きて裁判になり、しばらく夏場のバイクパークは休止していたのですが、少し前から復活しています。ライダーの装備を見るとフルフェイスにフルパッドの人が多かったので、気軽に難易度♦♦(ダブルダイアモンド)のラインに入ると巨大なジャンプがバンバンに作り込んであると思います。イージーなラインもあると思うので、来年はティンバーラインロッジに泊まってMTBに乗りたいですね。たぶん最高です。

という訳で一旦ここで僕の出張記は終わりますが、たぶん来週にLa routeで僕のMADEレポートが出ます。1万文字以上気合を入れて書いたので、ご期待ください。今は安井さんが校正しています。

 

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