投稿日 2025/06/02
あまりちゃんとPDWの商品を体系的に紹介してこなかったので、改めてここで紹介します。ブランドとしては2008年にオレゴン州ポートランドで創業していますが、創業者のエリックはウィスコンシン州出身で、PDWを創業する前は自転車用品ブランドで経験を積んでいたので、ポートランドに移住して創業した時点でそこそこの業界のベテランでした。
エリックはウィスコンシン州マディソンという街の出身なのですが、熱狂的なアイスホッケー(アメリカ人の発音はホッキーに聞こえる)ファンで、プレイヤーでもあります。実際、趣味でアイスホッケー用のダッフルバッグを作って販売しているくらいです。
そのエリックが2008年にポートランドに移住したタイミングは、いわば自転車業界のゴールドラッシュでした。この年はポートランドでNAHBSが開催され、ハンドメイドの文化が花咲き、ピストブームと相まって業界に熱狂があったと思います。その波を逃さずに上手いこと乗ったのが、今でもブランドが続いている理由の一つだと思います。
もう一つの理由はアメリカの有力問屋QBPとの関係の深さだと思います。そもそもウィスコンシン州マディソンとQBPのHQのあるミネアポリスはアメリカの基準では非常に近いです。なので今でもエリックはQBPのディーラー向けイベントであるフロストバイクには足を運んでいます。
前職時代からQBPと取引していたエリックはPDW立ち上げ後もQBPと取引をしていますが、ご存知彼らは問屋ではあるものの、Surly、All Cityなどのオリジナルブランドを持っています。残念ながらAll Cityはシャットダウンされてブランドは消滅しましたが、Surlyは健在です。そのSurlyのためにピンポイントで作ったような製品が多いのがPDWの特徴です。
こちらジットビッツという製品ですが、Surlyのフォークについてくるアイレットのボルトが重いので、アルミ製に交換して軽量化と見た目にユニークさを加えるといういかにもPDWらしい製品です。実は大多数の人はこのアイレットを使わない、という事実に着目した製品なのですが、こちらはずっと弊社でも売れています。
Surlyの残した偉大な功績といえば、スノーバイクというカテゴリーを生み出したことですが、PDWはこのスノーバイクのためのファットなフェンダーを前後で作っています。このフェンダーが売れるようになると、冬を感じる製品で、俳句なら冬の季語になっているでしょう。
こちらはアイレットにライトマウントを追加できるライトナグという製品ですが、アイレットの多いSurlyのようなバイクはこのアイレットを活かすための巨大なマーケットを創出したという側面もあるのですが、PDWのこちらのもその一つです。2023年の発売から爆発的に売れ続けているアイテムですが、先日調べたところ、累積で1,000個を販売していました。
こちらはPDWの最大のヒット作であるビンドルラックです。こちらも取扱開始から数千個は販売しているはずです。最近では8日間と4時間で日本縦断した方が使用していました。
PDWを象徴するヒット作は動物を模したボトルケージでしょう。写真のガラガラヘビ、犬、猫、ラッコ、雀、フクロウがあるので、おそらく世界で一番動物型のボトルケージを作っているブランドだと思います。
こちらのドーナッツ柄のバーテープも数百ペアは販売しています。どうやらけんたさんが使ってくれた影響も大きいようです。
実は去年から本腰を入れて取り扱いを始めたのですが、思ったより売れて驚いたのは一連のフルメタルフェンダーです。対応するホイール径は26"、650、27.5"、29er、700Cとあり、さらに幅があるので、それこそバリーエーションが多すぎて在庫が大変なので一部はプレオーダーにしていますが、それでもよく売れています。高品位なアルマイトされたフェンダーで、フェンダー内に異物が入った際にはステーがリリースされるセイフティータブを採用するなど現代的な仕様が支持されているようです。
最新のヒット作はこのベルです。年間に1〜2アイテムはヒット作を出してきて、数年に1回はホームラン級のアイテムをリリースしてくるPDWはすごいブランドなのではないかと思っています。
と言う訳で、PDWはバイクパッキングやシティーコミュートにぴったりな製品を取り揃えていますが、その中にはSurlyに特化した製品もあります。Surly取扱店は国内に多くあると思いますが、PDWを取り扱いするとそれだけでお客様へ提案できるバリーションが一気に増えますので、お店の売上アップに貢献できると思います。弊社との新規取引には年間のミニマムや契約は必要ありません。メールを頂ければ即B2Bアカウント発行しますのでお気軽にご連絡ください。