骨の歌を聴け

骨の歌を聴け


2024年 07月 09日

みなさん、骨の歌を聴いたことがあるでしょうか。僕はあります。記憶に新しいのは2021年12月にシアトル近郊、そしてつい先日です。梅雨時期というのは常にトレイルがウェット状態なので、MTBで走るとエチケット違反になることが多いです。

とはいえ、これも国や地域で違うエチケットで、もしカナダのノースショアやオレゴンのポートランド近郊でこれを厳密に適応すると走れる日がほとんどなくなってしまいます。なので、雨の多い地方はトレイルが降雨を考えて作ってあるので雨のライドに対して比較的寛容に感じます。

逆に、南カリフォルニアや一部のコロラド、アリゾナなどなど年間を通じて降雨が少ない地域はかなり厳密にルール運用されています。理由は降雨の後に急激に路面が乾いてトラックがそのまま残って修復に困難になるからです。

梅雨の合間が続き、数日間は猛暑だったので「これは乗れるでは?」と思ってトレイルに向かったのですが、実際に乗れました。

結果的にここで30分ほど座り込みながら青い空を眺めていました。頭を打たなかったのですべて鮮明に記憶にあるのですが、以前走った時に手前の木で頭をぶつけたことがあるので、今回はいつもより多めに頭を下げたのですが、この直後の右下に切り株あったのです。右クランクかペダルを切り株にぶつけると、その瞬間に左半身から地面に張り付いていました。ログを見るとその時のスピードはたったの12.8km/h!

着地した瞬間に体の左側から「ミシッ」と音がしたので、これは折れたなと思いました。本当に聞きたくない音なのですが、いわゆる鼓膜から聞こえてくる音ではなく、骨伝導で体内から聞こえてくる音で、シアトル近郊でやった時もまったく同じ音がしました。幸い、頭を打たず、肋骨もやらなかったので脳震盪や呼吸困難になったりもせず、比較的すんなりと立ち上がったのですが、とにかく左ケツあたりが痛くて歩けない状態なので、上の写真のようにボトルの水をチビチビと飲みながら日陰で休んでいました。

この後、なんとか斜度のある所はバイクから降りるなどしてゆっくりとトレイルから脱出して、事務所まで自走で帰ってきました。翌日は病院に行きたいと思っていたのですが、歩けない状態だったので昼まで寝て、午後からブロンプトンで出勤して、その翌日はゆっくりなら歩けるようになったのでほぼ完治と考えて今に至ります。ロキソニンのお世話になってはいますが。

クラッシュした時の速度が低速だったので今回はラッキーだったのですが、なによりプロテクションが効いていました。グローブはもちろん、Raphaのニーパッドと、CANYONの腰パッド入りショーツに助けられました。パッドを付けて走ると逆にコケないとか言われていますが、パッドありでちゃんとコケたのは初めてです。こうなると脊椎など上体用のパッドも欲しくなってきました。最近は高機能化して薄く、目立たないデザインになっているので、この暑さでもギリギリ我慢して着れるくらいにはなっていると思うので。

とにかく今回の敗因は、ペダルに当たりそうな切り株は覚えておけということでしょうか。あんまりMTBでの怪我自慢というか、こういうのは好きじゃないのですが、パッドに助けられたので、なんならフルフェイスにフルパッドをしましょうという教訓でした。

長年所属したシンジケートですが、サンタクルーズがPONホールディングスに買収され、長年のチームマネージャーだったキャシー・セスラーも去り、最終的にサンタクルーズ創業者も去ってしまい、チームをほぼ追い出されたGMですが、急遽NORCOに移籍して一から自分の体制を作りました。

しかし、開幕戦からかなり厳しい状況でした。ピーター・サガンが五輪を目指すストーリーもそうでしたが、ベテランの復活劇というのはそんな簡単に見れないのです。これは今年で引退かなぁとうっすら思っていたら、現在世界一盛り上がるUCI WC会場のレジェで3位になってしまいました。雨とは言え、絶対に偶然で3位にはなれません。恐れ入りました。

ちなみに、サンタクルーズ創業者のロブ・ロスコップは引っ越した家がマイク・シンヤードの隣だったらしく、そこから意気投合して、今ではスペシャライズドのアドバイザーに就任しています。これがアメリカのバイクビジネスですね。

GMがシンジケートで苦労して、チーム内でギスギスしてNORCOに移籍する辺りの話はこのドキュメンタリーで克明に描かれています。彼のメカニックを担当すると普通の人はメンタルやられそうですね。

少し前にDJI AVINOXの衝撃というエントリーを書きましたが、DJIのバイクブランドであるAMFLOWに搭載された高いセキュリティ機能がに明らかになっています。

トップチューブに埋め込まれたディスプレイに数字を打ち込んでバイクをロックすることができ、さらにこのバイクとペアリングされたスマホを持って近づくと自動的にアンロックされるそうです。ほぼテスラです。そして、ジャイロセンサーが内蔵されているため、バイクをロックした状態で誰かがバイクに触るとBluetoohもしくはLTEにてスマホに通知が行くそうです。そして盗まれた場合はスマホから遠隔でバイクのアラームを鳴らすことができるので、かなりの盗難抑止力がありそうです。

先日、オルターロックの第3世代をレビューしていますが、全く同じ機能がバイクに初期状態から搭載されていると考えてもいいでしょう。ユーロバイクで正式に発表されたDJIのAVINOXですが、早くも多くのバイクブランドからの興味を集めているようなので、2年後くらいには色々なブランドからAVINOX搭載のバイクが発売されると思います。残念ながら日本に正規輸入されることはないと思いますが。

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